2017年04月18日

KYOTOGRAPHIE/バイバイ、ペットボトル。

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去年の6月に、
「ペットボトル飲料を買わない」
ひとりキャンペーンを始めた。

きっかけは、
昨年のGWに行われていた
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭で
出会った、1枚のこの写真。

誉田屋源兵衛黒蔵を会場に
展示された
クリス・ジョーダンによる作品。

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アホウドリの雛の死骸から
山盛りになったペットボトルの
キャップが露出している。

深く何かを考えたわけではなく、
ほんの思いつきで、
ペットボトル飲料が
「私の生活に必ずしも必要か」
を計ってみたかったのだ。

うちからバス停まで
たった2分の間にも
コンビニがあり、
出かけるときには
無意識で立ち寄って
水を1本買い、
持ち歩いていた。

バッグにペットボトルが
入ってないと
理由もなく、
不安だったのかもしれない。

最初はまずは1か月、
という気持ちで始めた
このひとりキャンペーン、
気がつけば1年が経とうとしている。

1年のうちに買ったのは
なんどか宴会のときの差し入れと
真夏に2本ほど。

夢遊病のように
コンビニに吸い込まれることが
なくなった。
そしてなにより、
水曜にゴミ出ししなくて良くなった。笑。

写真が京都の街に踊りだす
このフェスティバルは、
アートで町おこし、
みたいなものとは、一線を画す。

アートで町おこしという
言い回しに違和感があるのは、
仕掛けている人たちが、
アートやアーティストが
街を変えてくれると
思っているらしいからだ。

実際のところ、
アートが街を変えるのではなく、
見慣れた街の景色を
変えてくれたアートよって
私たちの視点がまず変わり、
どんなに小さいアクションでも、
その気づきを行動にうつした時に、
街が、世界が変わるのだと思う。

5回目となる
KYOTOGRAPHIEが開幕した。
テーマは、LOVE。
さて、ことしは
どんな写真に出会えるかしら。


KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017
http://www.kyotographie.jp
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posted by maki at 15:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月13日

喫茶店の日/珈琲のはなし。

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4月13日は喫茶店の日。
だそうで。

明治21年のこの日、
東京・上野に日本初の喫茶店
「可否茶館」が開業したことに
由来して制定されたとか。

この可否茶館、
社交サロン、あるいは
知識の共通の広場として、
「学校にするか喫茶店にするか」
という発想から生まれた
という説があって、
とても興味深い。

いまも、喫茶店は
社会の学校だと思います。
「珈琲のはなし。」にも
書いたのですが、

 喫茶店から
 客足を遠ざけたのは
 缶コーヒーではなく
 携帯電話の普及

だと、とある喫茶店のマスターが
話してくださいました。

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缶コーヒーだって、
たとえばドラマの中で
ふたりが大切な話をするときには
欠かせないアイテムです。

「お茶すること」は
水分補給とイコールではないし、
SNSで発信するために
写真を撮ることでもなくて。

誰かと待ち合わせたり
1杯のコーヒーと共に
ひとりの、あるいは誰かとの
大切な時間を過ごすために
喫茶店の扉を開けたいなあ
と、思います。

あ。

「珈琲のはなし。」という本には、
コーヒーの淹れ方や
コーヒーへのこだわり、薀蓄は
一切出てきません。

京都の、50の喫茶店の
なんでもないけど
どこか愛おしいお話です。

1000部のみの
リミテッドエディション。
残部わずかとなりまして、
書店でお求めの方は
通販ご希望の方は
にはまだ商品があること
確認していますので、どうぞ。
今のところ、
増刷の予定はありません。


【取り扱い店舗】4/13現在、私が完売を把握しているところを追記しました

<京都>
montag booksellers(西陣)
マヤルカ古書店(西陣)
YUYBOOKS(松原商店街)
レティシア書房(高倉二条)
CAFE ポルボロン(新町正面)
la madrague(釜座押小路)
祗園喫茶 カトレヤ(祇園)
喫茶葦島(河原町三条)
マガザンキョウト(堀川丸太町)
逃現郷(今出川大宮)

★以下店舗では完売しました。ありがとうございます。
ホホホ座/誠光社/恵文社一乗寺店/チタチタ喫茶/吉田屋料理店/かもがわカフェ/珈琲陣/喫茶茶の間/SONGBIRD COFFEE./東急ハンズ京都店「COFFEE HOUR」/楽座

<大阪>
スタンダードブックストア(心斎橋)

<関東>
カフェセブン(東京・秋葉原)
MOUNT ZINE(東京・目黒)※通販あり
HADEN BOOKS:(東京・表参道)
旅花 たびはな(神奈川県・湘南)
cafe hutte(神奈川県・辻堂)

<西日本>
蟲文庫 (岡山県倉敷市)
今井書店 青杏+(鳥取県米子市)
 その他、今井書店系列

私家版1,000部のリミテッドエディション。
1冊 1,296円(税込)です。
posted by maki at 13:12| Comment(0) | 珈琲のはなし。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月05日

考える人、休刊。

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私家版でつくるにあたって、
いちばん大変だったのは
自分で自分の文章を
校正することでした。

「マキさん、プロフィールが…」

テーブルの向こう側で
インスタントコーヒーを飲みながら
ゲラをパラパラめくって
そう指摘してくれたのは、
シェアオフィス仲間にして
編集長の、わかばー。

「裏…、裏京区在住、になってますよ」
「うん、それであってるねん」

裏京区ということばを思いついたのは
2003年のこと。
当時、ロンドン在住の作家
入江敦彦さんの本づくりをお手伝いして
新潮社の編集者と
京都の街をぐるぐる巡っていたとき

「ガイドブック志向の観光客には
  どうしてもたどり着けない
  アドレスがある」

という、他愛もない話を
編集者さんが面白がってくださり、
その後すぐ企画された雑誌の特集の
まさかの豪華執筆陣に
交えていただくことになりました。

それが、



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リンク先を見ていただければ
一目瞭然の豪華執筆陣。
その中に、まるでウォーリーのごとく
まだ著書もない
一介の地方ライターであった
わたしが紛れています。

光栄の至り。

「裏京区へようこそ。」というタイトルで、
おばんざいや町家、抹茶的
ステレオタイプな京都でなく、
わたしの暮らす街、京都を
存分に、自由に、
書かせていただきました。

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▲当時、松原のアジェにて。入江敦彦さんと

そんな思い出のある
新潮社の「考える人」が
4/4発売の号を最後に
休刊することになったそう。

ただ寂しいだけじゃない
息苦しさにも似た感情は、
「Lmagazine」が休刊したときと
似ているかもしれない。

またいつか、
新潮社でいいお仕事させて
いただくことを誓うしか
いまのわたしに
できることはありません。

この、2003年秋の京都特集号、
いまも時々、古書店に並んでいます。
もし見かけたら、
ぜひ手にとってみてください。

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さようなら。
またいつか、
その日まで。


posted by maki at 15:56| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする